仕事では、報告・連絡・相談の「報・連・相」が大事といわれます。報告は仕事の進捗状況やその結果を伝えること、連絡は自分が得た情報を関係する人と共有すること、相談は何か困りごとや迷いが生じたら、他の人にアドバイスをもらうことです。
報告・連絡・相談の中で一番大事なのが、相談です。一人で悩みを抱え込むと、心身への悪影響が及ぶだけでなく、問題も悪化する一方です。自分で解決できないと思ったら、すぐに信用できる人に相談しましょう。責任感が強く、すべて自分で抱えて、長時間あれこれ悩んでしまう人もいますが、手に負えずに納期に間に合わない事態に発展しかねないため、無理なものは無理と早めに断言し、相談することが大事です。
もし相談する場合は、相談内容を明確にしておきましょう。何に困っていて何が問題になっているのか、どういった方向に進むのが望ましいのかをまとめておくのが重要です。話がまとまっていなければ、相談する側もされる側も理解し難くなり、結局何も解決できない結果になってしまいます。
業務上の悩みがあるのなら、同じ仕事をしている人に相談するのが望ましいです。業務を担当していない先輩や同僚に相談しても、専門的な詳しいアドバイスは期待できないからです。実際、相談された側も、よくわからずとも相談されたから応えようと頑張ってしまい、かえって的外れなことになりがちです。適正な相談相手選びは、問題解消における最重要事項といっても過言ではないでしょう。