今回は、年代別ごとに、よくある仕事の悩みを調べてみました。その悩みに対するアプローチも考察したので、参考にしていただけたら幸いです。
まず、20代によくある悩みから見ていきましょう。20代は、就職したのは良いけれど、「思い描いていた会社のイメージと違った」「自分は何をやりたいのかわからない」といった、ギャップや漠然とした悩みを抱えがちです。そもそも20代は、まだ社会経験が浅いため、自身に合ったキャリアプランも鮮明には見えてきません。そのため、仕事に違和感があったとしても、最初はしばらく仕事を続けてみて、自己分析しながら転職を考えるのがベターです。
30代では「上下の人間関係が複雑」「仕事と家庭との両立が難しい」といった悩みが多くなります。30代に差し掛かると、後輩を指導する立場になったり、リーダー的な役割を担ったりする人が増えます。そんな中、上下の問題に板挟みになり、頭を抱える立場になりやすいのです。同時に、結婚・出産を経験する人の割合が増えることで、多くの人が仕事と育児の両立の壁に直面します。可能な限りの対策を講じても、現場に相談しても、うまくいかない場合は、異動を申し出るか、転職するか検討しましょう。
40代になると「体力がもたない」「やりがいを感じられない不満」などが生まれがちです。体力的な問題は、老いを重ねる人である以上、仕方のないことです。意識的に体力を付けることは可能なため、適度な運動・筋トレを習慣化することをおすすめします。それでも疲弊が取れないのであれば、環境を変えるのが賢明です。やりがいの喪失は、長年仕事をしていると誰もが感じることです。そんなときは、じっくりと自身と向き合うのがが効果的です。一度振り返り、なんのために働いているのか、業務の中で一番好きなことはなにかを考えてみてください。働く価値が見えてくるかもしれません。